「藪の全景を知ることはできない」万城目学 ザ・万歩計
藪の中の人間は、決して藪の全景を知ることはできないし
藪の外の第三者は、決して藪の中を覗くことはできない。
万城目学 ザ・万歩計 p108
仕事でも私生活でも、叫びたくなるほどしんどい時は、外から見ると滑稽だし、後から見るといい思い出に変わっていたりする。変わりやがるのだ。
藪の中を知らない第三者に、しんどさを伝えてもわからないので、上っ面なアドバイスを受け流しつつ、迫り来る木々を掻き分けながら進んでいる今日この頃。
いや、もはや進んでいるのかもいまいちわからないけれども。
後から振り返ることができるのは当事者だけだが、当事者が迷い放題なので振り返ることができるのかも怪しい雲行き。
他人の藪に首を突っ込む癖はやめて、さっさと自分の攻略に努めなければ。