あなたの言葉が、世界一。

せっかく出会った言葉を、第3のビールの力で忘れないように。

「幸福が有限の資源だとすれば」 森見登美彦 太陽の塔

幸福が有限の資源だとすれば
君の不幸は余剰を一つ産みだした。
その分は勿論、俺が戴く。

 森見登美彦 太陽の塔 P.228

太陽の塔 (新潮文庫)

太陽の塔 (新潮文庫)

 

 宣言というものはとても使いどころが難しくて、その分ぴったりハマるとこの上ない効能がある。

 

なにやら不幸な出来事に見舞われやすい男性が、ほんの少し見えた光明を離すまいと、半ベソに無理やり笑顔を作って行う宣言は、勢いも相まって、清々しく気持ちがいい。

 

この文章を抜き出して見たものの、この部分だけではどんなスピードで読んでいいか、どんな勢い、どんなボリュームで叫んでいいかがわからず、消化不良。

前後の文脈含めて宣言文の良さは光る。

 

うちの部長にも勢いよく宣言してほしい。

宣言は意思決定のスピードを早める。力強く言い切ったことをロジカルに否定するのは、どうやら場の興が削がれるようで、うかつに否定できない空気になる。

 

うかつに否定できない空気にしてよ。お願いだ。