あなたの言葉が、世界一。

せっかく出会った言葉を、第3のビールの力で忘れないように。

「閉じられる側なんだ」 新海誠×川上未映子 SWITCHインタビュー

リカちゃん人形で遊んでいて、はいおしまいって閉じるじゃないですか。
で、閉じた私は普通にご飯食べられる。
あるとき、私、実はこっち(閉じられる側)なんだって思った。
いつか来るんだと思うと、息もできないぐらいになって、怖くて。

 新海誠×川上未映子 SWITCHインタビュー

 

あこがれ

あこがれ

 

子供の時、ショッピングセンターに連れられて行くと、うちの家族は「はい、解散。集合は1時間後」みたいな過ごし方だった。

小学3年生くらいかな、ゲームセンターにも行きたいし、本屋さんで立ち読みもしたいし、子供には大きいショッピングセンター内をグルグルして、集合時間に戻ると、たいてい親は来ていない。

 

レジが並んでいたとか、コーヒーを飲んでいたとか理由はあるんだろうけど、学校のチャイムでパーフェクトな時間管理生活の下に置かれていた自分には、ちょっと遅れるみたいなことが信じられなくて、「あれ、この場所に置き去りにされたんじゃなかろうか」と不安で、こわくてこわくて。

 

車で30分くらいかかったから、歩いては帰れないし、そもそも自分の家とどういう位置関係の場所かも理解できていない。(なんてことない、電車で4駅の場所でも、それはそれは冒険的だった。)

 

泣きそうになりながら、親を探して上へ下へグルグルと歩き回って、キョロキョロして、なんとか親が見つかると、何食わぬ顔で後ろにピタリと張り付いていました。

格好つけの臆病者でありました。

 

子供にとっての生活は、普段から与えられてばかりで、そりゃ食事にしろ、教育にしろ、娯楽にしろ。ポジティブなものばかりならばいいけれど、置き去りにされるとか、そんなネガティヴなことも、甘んじて受け入れるしかない弱々しい存在。

 

だから、こんな怖い妄想も少し共感。