あなたの言葉が、世界一。

せっかく読んだ本の言葉を、第3のビールやハイボールと一緒に忘れないように。

「自分ことはどこか別次元に置く」岩村暢子 家族の勝手でしょ!

「これを契機に、日本人は変わってほしい」
「家族の絆は見直されるに違いない」
などというばかりで、「自分」や「自分の家族」など足元のことは、
どこか別次元に置く

 岩村暢子 家族の勝手でしょ! P.354

家族の勝手でしょ!写真274枚で見る食卓の喜劇

家族の勝手でしょ!写真274枚で見る食卓の喜劇

 

 

震災のあとのインタビューにありがちだったらしいけれど、
主語が「I」から「WE」に変わることで、言葉は説得力をなくして、調査をする側の人間からすると何の収穫もないことになってしまう。

 

本音を語るのは恥ずかしいし、いや、そうはいっても自分のことなんて全然興味ないでしょ、的な引っ込み思案が出てしまう。できれば手の内を見せたくない毎日。

 

「ちいさいな」「とおいんだよ」よつばと! 絵本

「ちいさいな」

「とおいんだよ」

人間の知覚できる世界なんて、所詮知れてるレベルで、隣の部屋の扉の先がどうなっているかなんてわからないし、そのものが近くにある小さいものなのか、遠くにある大きなものなのかもわからない。

 

実は目の前にある目標にがむしゃらに向かっていたはずなのに、それを遠目に眺めている人からすれば、何もない砂漠を地図もなく突き進む無謀な挑戦に見えるのかも知れない。

 

無知の知だ。むっちむちだ。

ちょっと客観的に見てみることだ。

自分も他人も。

「あと何年美味しくビールが飲めるだろう」係長迷言シリーズ

会議中、ホワイトボードに走らせるペンを止めてポツリと。

あと何年美味しくビールが飲めるだろう。

ザ・プレミアム・モルツ 350ml×24本

ザ・プレミアム・モルツ 350ml×24本

 

私と係長は無類のビール好きである。

 

寿命100歳という、超高齢化社会に向かう日本で、健康というテーマは仕事でもプライベートでも、切り離せないものなのだ。

 

会議も山場を過ぎ、さあ後は進め方を決めてお開きかという空気のころ、おそらく頭の中はこの後いく居酒屋に先に入店していたようで。

 

しかし、この体は哲学的だ。

ビールと係長のチキンレースだ。

 

健康でいたいという理性的な願いと、ビールが飲みたいという欲求のせめぎ合い。

 

そして私はいつも、欲求を司る輩に負けてしまう。



「コロッケになりたいんだよなあ」係長迷言シリーズ②

会議中おもむろに。

ほら、美空ひばりのモノマネするやついるだろ。

あいつうまいけど飽きられちゃうんだよ。

俺はコロッケになりたいんだよなあ。

係長迷言シリーズ

 

25th anniversary コロッケ on ステージ [DVD]

25th anniversary コロッケ on ステージ [DVD]

 

言いたいことはとても伝わってくる。

 

真似をするんじゃダメだ。オリジナリティが必要なんだ。他人の個性は売り切れているのだ。

 

でもよ、たとえに出したのがモノマネ芸人なのは何でかな。

 

なんか意味が二重になってしまってわかりにくくなったお話。

 

「幸せだけで、できている」ハーゲンダッツ

幸せだけで、できている

ハーゲンダッツ 広告コピー

 月に一回程度でも、ハーゲンダッツを食べることのできる生活は幸せだ。自分へのご褒美でも、辛い時の励ましでも、リラックスタイムでも良い。

その時間は確かに幸せに向かっている。

 

情緒的なベネフィットと結びつく商品というのは強い。

まいにち何気無く消費されてしまうものではなく、特別な気持ちと結びつくと、お値段も少々高くても買ってしまうものだ。

 

人は幸せにお金を払うことを厭わない。

 

「まいにちを中途半端にたべのこす」リーガルリリー

君はまいにちを中途半端にやめた

君はまいにちを中途半端にたべのこす。

リーガルリリー  リッケンバッカー

 

the Post

the Post

 

 食べ残している時間を、がさっとかき集めたらどれくらいになるのだろうか。1日が25時間になることはどんなに科学が発展しても達成できないので、生活のスタイルを変えるしかない。

 

特にウィークデーの夜、土曜日の昼下がり。

 

日曜日はお皿を舐めるように、最後まで目をつぶりたくないのに、平日はさっさと過ぎ去ってほしい。

 

「誰かの彼女になりくさっても」天才バンド

ずっと、ずっと君が好き。

誰かの彼女になりくさっても。

天才バンド 君が誰かの彼女になりくさっても

 

アリスとテレス

アリスとテレス

 
GOLDEN TIME REMIX

GOLDEN TIME REMIX

 

 強がりと弱虫のマリアージュ

 

なりくさった女性も、それはそれは幸せな時間を過ごしていることでしょうから、強がっているのは自分ばかり。

 

あの、昔付き合っていた女性は今でも自分のことを好きなんじゃないかという、何の根拠もない感覚は何というのだろうか。

 

裏を返せば、自分も少しの気持ちを残しているのか?

そりゃあお付き合いする関係になったのだから、他の人と一緒くたにされちゃあ困るけど、恋愛感情は今から湧き上がることはなさそうだ。

 

誰かの彼女になっても、くさっていなければいい。

 

「藪の全景を知ることはできない」万城目学 ザ・万歩計

藪の中の人間は、決して藪の全景を知ることはできないし

藪の外の第三者は、決して藪の中を覗くことはできない。

万城目学 ザ・万歩計 p108

 

ザ・万歩計 (文春文庫)

ザ・万歩計 (文春文庫)

 

仕事でも私生活でも、叫びたくなるほどしんどい時は、外から見ると滑稽だし、後から見るといい思い出に変わっていたりする。変わりやがるのだ。

 

藪の中を知らない第三者に、しんどさを伝えてもわからないので、上っ面なアドバイスを受け流しつつ、迫り来る木々を掻き分けながら進んでいる今日この頃。

いや、もはや進んでいるのかもいまいちわからないけれども。

 

後から振り返ることができるのは当事者だけだが、当事者が迷い放題なので振り返ることができるのかも怪しい雲行き。

 

他人の藪に首を突っ込む癖はやめて、さっさと自分の攻略に努めなければ。

 

「世界童貞」穂村弘×川上未映子 たましいのふたりごと

世界童貞

穂村弘×川上未映子 たましいのふたりごと

たましいのふたりごと (単行本)

たましいのふたりごと (単行本)

 

 どこかに出かけた時、行きの行程の方が時間がかかっているように感じるし、ワクワクする。

帰りの道はどこかで見たような風景の逆回しなので、時間もあっという間。

 

我々は知らないうちに世界童貞を卒業して、惰性的に、スピード感を持って生活を送っている。この童貞は厄介だ。何で何で病にかかった子供と同じ。

 

いつまでたっても童貞みたいなやつもいる。そして、そんな人たちは本当の童貞と違って大切にされるしキラキラとしている。

 

この世をわかったような顔して、斜に構えているような人は素人世界童貞である。

 

大いに馬鹿にしよう。

多分私もそこらへんに位置している。

「麺側にほぐれようという意思がないよね」係長迷言シリーズ

近所の中華屋でジャージャー麺を食べている係長が、おもむろに箸を置いて一言。

うん。麺側にほぐれようという意思がないよね。

係長 島耕作(1) (イブニングコミックス)

係長 島耕作(1) (イブニングコミックス)

 

うちの係長が発する言葉にどきっとさせられることがある。彼は確実に意思をこめて言葉で遊んでいる。普段からガンガンに意識をして会話をしている。

 

そのほとんどは華麗にスルーされていくのだけれど、ふと放つ一言が頭に残ってしまう。

 

悲劇は側から見るとやはり喜劇的で、がっちりとスクラムを組んだジャージャー麺を持ち上げる係長は確実に輝いていた。